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【世界の働く女性たち】from 香港 違って当たり前 そこからうまれるシナジー

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【世界の働く女性たち】
from 香港 違って当たり前 そこからうまれるシナジー

シーク教徒が集う「カルサ・ディワン・シーク教寺院」 シーク教徒が集う「カルサ・ディワン・シーク教寺院」

 香港には異なる人種・宗教・言語・信条をアイデンティティーに持つ人々が暮らしていて、街では毎日のようにそのことを認識する機会があります。

 MTR(地下鉄)に乗れば、ターバンを巻いたアジア系男性もいれば、フランス語で話す青い目・金髪の男性とアフリカ系女性のカップルも。ブルカで顔を覆った女性の集団もいれば、タガログ語でケラケラと笑いながら話すフィリピン人女性たちもいます。

 随所にある仏教・道教系寺院では、敬虔(けいけん)な香港人たちが深くお辞儀をしながら祈りをささげ、キリスト教会は人種を超えた一大コミュニティーです。清潔な衣服に身を包んだイスラム教徒たちが集う歴史ある荘厳なモスクもあれば、同じく英領時代から地域に貢献し根付くシーク教の教会もあります。

 隣人と自分が、全く異なっていることが当たり前。その中で、「香港で生き、繁栄する」という共通の目的で繋がったポジティブなシナジー(相乗効果)が確かにあると感じられます。

異なって当然の世界に目を向けよう

 日本社会では、同調圧力や他者の目を気にするあまり、本当の自分を押し殺すことも。もしそれに疲れたら、異なっていることが当たり前の社会が世界にはあるということに目を向けるのも、良い転機になるかもしれません。

 アルテール・エリナさん(41) 東京生まれの東京育ち。外資系ファッション会社でアジア・パシフィックのEコマースを担当。フランス人の夫(39)と長男(7)、長女(6)とともに香港に住んで5年目。

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