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【衝撃事件の核心】かくて偽装は行われた…東洋ゴム子会社社長が法廷で“告白”した事情とは

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【衝撃事件の核心】
かくて偽装は行われた…東洋ゴム子会社社長が法廷で“告白”した事情とは

初公判を前に枚方簡裁に入る東洋ゴム化工品の森下敏彦社長ら=9月26日、大阪府枚方市 初公判を前に枚方簡裁に入る東洋ゴム化工品の森下敏彦社長ら=9月26日、大阪府枚方市

 東洋ゴム工業では、今年2月にも、新たに産業用ゴム製品の検査不正が明らかになった。被告人質問で検察官が、同社で不正行為が相次いでいる点を指摘。森下社長は「一連の問題はいわゆる内部告発で明るみに出た。自発的に出てきたのは明るい兆しかなと思う」と主張したが、視点のずれた回答に思えてしまう。

 検察側は論告で、こうした企業の姿勢を厳しく指弾した。

 「高度な技術を用いた製品の性能評価は専門知識が必要で、製造業者には高い見識と技術が求められる。にもかかわらず、会社は発覚に至るまで偽装を繰り返しており、顧客、国民の信頼を裏切った」

 そして、会社幹部にも矛先を向ける。

 「幹部は重大性を認識していながら、何とか公表せずに済ませたいなどといった身勝手、無責任な理由で迅速な対応を怠った」

 検察側は「国民の生命身体の安全をないがしろにするもので、厳しく非難される」とし、東洋ゴム化工品に罰金1千万円を求刑した。

 判決公判は12月12日に予定されている。

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