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【衝撃事件の核心】かくて偽装は行われた…東洋ゴム子会社社長が法廷で“告白”した事情とは

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【衝撃事件の核心】
かくて偽装は行われた…東洋ゴム子会社社長が法廷で“告白”した事情とは

初公判を前に枚方簡裁に入る東洋ゴム化工品の森下敏彦社長ら=9月26日、大阪府枚方市 初公判を前に枚方簡裁に入る東洋ゴム化工品の森下敏彦社長ら=9月26日、大阪府枚方市

 今年9月の初公判で森下社長は起訴内容を認めており、10月の公判では被告人質問が実施された。

 まず尋問を行ったのは弁護側。事件が起こった原因について問いかけた。

 --弁護士「今回の事件が起こった原因は?」

 --森下社長「1人の社員が不正の評価に携わっていた。多種多様なゴム製品があり、一つ一つの製品に携わる人数が少なかったのが原因に挙げられる」

 複数の商品を取り扱う中、関与する人数が足りず、特定の社員に業務が集中していたのが背景にあったというのだ。

 さらに、製品のチェック体制について問われると、「不十分だったとしか言いようがない。管理部門や上司のチェック機能が働けばこういうことはなかった」と陳謝。「1つの業種、部門で1人しか分からない状況があった」と言葉を継いだ。現場に任せっきりだったとの批判を浴びても仕方がない状況だったといえよう。

「引き返すこともできた」

現場の不正を本社側が是正できない。把握していても黙認してしまう。こうした図式は、最近の不祥事にも当てはまりそうだ。

 アルミニウム製品などのデータ改竄が明らかになった神戸製鋼所。11月に公表した調査結果報告書は、閉鎖的な組織や改竄、捏造(ねつぞう)を可能とする検査プロセス、監査機能の欠如などを不正の原因と結論づけた。

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