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【今週の注目記事】水道から浄水されてない井戸水が…マンションの配管ミス2年間気づかず、26世帯住民の不幸

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【今週の注目記事】
水道から浄水されてない井戸水が…マンションの配管ミス2年間気づかず、26世帯住民の不幸

井戸水を誤って引き入れていた奈良・生駒市のマンションへの水道水の配水図 井戸水を誤って引き入れていた奈良・生駒市のマンションへの水道水の配水図

 担当者はひとまず、マンション内のメーターに浄水管を直接つなぐ応急処置で水が出るようにした。

単純な「施工ミス」

 翌19日午前、市が改めて水道管内を調査したところ、18日にマンション周辺で行った水道管の移設工事で、井戸水を浄水場に送るポンプを誤って停止させていたことが判明した。

 前夜、マンションへの配水がストップしたのもこの工事が原因と分かり、その結果、マンションに浄水場を通していない(浄化されていない)井戸水を配水していた配管の施工ミスが明らかになった。

 浄水場からの水は通常、配水管から給水管を通って各家庭に供給される。ところが市が調べたところ、同マンションでは、本来なら配水管に接続しているはずの給水管が誤って井戸水を浄水場に送る導水管に直結していたことが分かった。

 市によると、同マンションでは従来、浄水場から送られてきた水をいったん受水槽にためた上で、ポンプで各家庭に送り届ける「受水槽方式」を採用していた。ところが平成27年9月、浄水場から送り出す水の圧力で建物に直接給水する「直結直圧方式」に変更。その工事の際、市が委託した施工業者が管の接続を誤り、以後2年余りにわたり計26世帯に井戸水が配水されたという。

 市上下水道部の作業マニュアルでは、導水管には300ミリ口径、配水管には200ミリ口径の管をそれぞれ使うと定めている。だが、上下並列に配置されている配水管と導水管は一見しただけでは見分けが付かず、細心の注意と確認を怠ったためにミスは起きたという。

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