産経WEST

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】ブレるな! 大和DeNA移籍の衝撃…残る道は若手育成の継続と、その結果だ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
ブレるな! 大和DeNA移籍の衝撃…残る道は若手育成の継続と、その結果だ

秋季練習で大和(前田大和)内野手にアドバイスする金本知憲監督 =2017年10月、甲子園新室内練習場(森本幸一撮影) 秋季練習で大和(前田大和)内野手にアドバイスする金本知憲監督 =2017年10月、甲子園新室内練習場(森本幸一撮影)

 大和DeNA移籍で金本阪神に求められるのはブレない若手育成路線の継続と育成の結果しかありません。阪神から国内FA権を行使した大和内野手(30)が阪神残留、オリックス、DeNA移籍の三択からDeNA移籍を選びました。「より厳しい環境で勝負したいです」と語った大和が求めたのは若手重視の阪神より、年齢に関係なくチャンスを与えられる新天地でした。金本知憲監督(49)が進める若手育成路線の“逆効果”とも言えますが、大和に去られた阪神にとって重要なポイントは路線継続の覚悟と収穫しかないのです。

■「大和の流失は、若手重視起用の弊害ともいえる…」だからこそ

 ついに決断しましたね。虎一筋12年目の大和が国内FA権の行使によるDeNA移籍を表明しました。11月8日にFA宣言してから21日。11月29日にDeNA移籍の決断を阪神とオリックス、そして新天地に伝えたわけです。阪神の周辺には悲鳴と衝撃が走りましたね。

 「(NPB)他球団への移籍が前提の行使ではなく(阪神を含めて)自分を最も必要としてくれる球団でのプレーを求めて、他球団からの評価を聞いてみたいです」

 FA宣言を行った時、大和はそう語っていましたね。つまり3球団との交渉の中で大和の心を揺さぶった「最も必要としてくれる」球団は阪神ではなくDeNAだったということです。

 キーポイントは金銭的な条件闘争ではなかったということですね。阪神は残留要請を行い、4年契約で総額4・5億円を提示したとされます。オリックスとDeNAもほぼ同額の条件だったようです。つまり金銭的な条件ではほぼ横一線。最終的には「12年間、僕を育ててくれた球団」という阪神への愛着よりも、新天地にトライする気持ちが上回ったと言えるでしょう。

 背景には何があるのか…。大和にごく近い関係者はこう“解説”していましたね。

 「ポイントは今シーズンの前半戦での起用法だったようだ。大和自身は非常に状態が良かった。打撃では左右両打ちに挑戦していたが、攻守に自信を持っていた。でも、監督がショートで起用したのは若手の北條でありその後は糸原だった。チームの若手育成路線の中で存在感が薄れていることを感じたようだ。もし阪神に残留しても、来季も起用法は同じだろう。まず若手を起用して、荷が重い…となってから使われる。それが我慢できなかったんだよ」

続きを読む

関連トピックス

関連ニュース

「産経WEST」のランキング