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熊本地震の九州新幹線脱線、強い揺れで車輪がレールに乗り上げ 

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熊本地震の九州新幹線脱線、強い揺れで車輪がレールに乗り上げ 

 運輸安全委員会は30日、昨年4月に起きた熊本地震の前震で九州新幹線の回送列車が脱線した事故について、地震の揺れで車輪がレールに乗り上げたことが原因とする調査報告書を公表した。

 昨年4月14日午後9時26分ごろ、6両編成の回送列車が熊本駅の南を時速約80キロで走行中、運転士が衝撃を感じて非常ブレーキをかけたが6両全てが脱線した。乗っていたのは運転士だけで、けがはなかった。

 報告書によると、地震でレールが左右に揺れたため、列車の車輪がレールに乗り上げて脱線。現場の揺れは震度6弱~6強だったと推測され、運転士は縦揺れを感じてブレーキをかけた後に激しい横揺れに襲われたという。車両や線路自体に問題はなかった。

 JR九州は地震が懸念される箇所に脱線防止ガードを導入しているが、この現場は当時未整備だった。運輸安全委が設置されていた場合をシミュレーションすると、脱線しなかったとの結果が出た。報告書は、高速で走る新幹線の脱線は大きな被害を招く恐れがあるとして設置計画の見直しを求めた。

 JR九州は事故後、現場付近や熊本駅構内など計17キロに新たにガードを導入した。

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