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【日馬富士引退決断】綱の重み、横審「厳しい処分必要」の“外圧”も 酒席で暴力ふるう横綱が土俵に上がる…イメージ低下懸念

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【日馬富士引退決断】
綱の重み、横審「厳しい処分必要」の“外圧”も 酒席で暴力ふるう横綱が土俵に上がる…イメージ低下懸念

16日夜、事情聴取に備え、福岡から帰京した大相撲の横綱日馬富士関=羽田空港 16日夜、事情聴取に備え、福岡から帰京した大相撲の横綱日馬富士関=羽田空港

 鳥取県警の捜査や日本相撲協会の調査が継続中にもかかわらず、日馬富士関が現役引退することになった。関係者によると、本人は当初、現役続行を望んだが、世間を大きく騒がせた点について、横綱という地位の重みを考慮。横綱審議委員会から「非常に厳しい処分が必要」との声が上がるなど“外圧”もあり、責任を取った格好だ。

 暴行内容について、ビール瓶の使用を巡って証言に食い違いがあったり、負傷した平幕貴ノ岩関のけがは協会危機管理委員会の調査によって、九州場所初日からの出場が可能だったとの医師の見解が示されたりした。また、貴乃花親方(元横綱)が危機管理委による弟子の貴ノ岩関聴取への協力要請を拒否して、調査が難航する面があった。

 協会内部では日馬富士関の処遇に慎重な意見があった。だが関係者によると、八角理事長(元横綱北勝海)は問題発覚当初から引退を軸に据え、外部役員らと対応を協議していたという。

 角界には、イメージ低下を懸念する意見があった。近年、大相撲人気は高まり、横綱稀勢の里関の誕生もあって完全に回復していた。数々の不祥事から立て直した相撲協会にとっても、酒席で後輩に暴力を振るう横綱が土俵に上がることは避けたいところだった。

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