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子供用車いす「温かく見守って」 ベビーカーと間違われつらい思い…大阪の母親、独自マークで啓発へ

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子供用車いす「温かく見守って」 ベビーカーと間違われつらい思い…大阪の母親、独自マークで啓発へ

こども用車いすの啓発プロジェクトを進める「mima family」の本田香織さんと長女の萌々花ちゃん =12日午後、大阪市城東区の蒲生公園(奥清博撮影) こども用車いすの啓発プロジェクトを進める「mima family」の本田香織さんと長女の萌々花ちゃん =12日午後、大阪市城東区の蒲生公園(奥清博撮影)

 病気や障害のある子供たちが使うバギー型の車いすに、誤解から冷たい目を向けられることがある。外見が似ているベビーカーと間違われ、必要なサポートを受けられなかったり、たたむように注意されたりするといい、傷つく保護者は多い。移動に欠かせない子供用車いすの存在を知ってもらおうと、重い障害のある娘を持つ大阪の母親が独自のマーク入りのキーホルダーやポスターを作成し、啓発に乗り出している。

ゴム製のキーホルダー

 「ももちゃん、ご機嫌だねえ」。本田香織さん(36)=大阪市=が、子供用車いすで足をバタバタと動かす長女の萌々花(ももか)ちゃん(5)に笑顔を向ける。目立つところには、白地にピンク色で車いすに乗る子供のイラストが描かれたゴム製のキーホルダー。「このマークが、難病や障害のある子供たちの外出を温かく見守ってもらえるきっかけになれば」と期待する。

 萌々花ちゃんは生後約半年でてんかんの一種「ウエスト症候群」と診断された。重度の身体・知的障害があり、一人で座っていることができない。

 バギー型の子供用車いすは、姿勢を固定できなかったり、首がすわっていなかったりする子供たちの身体状態に合わせて、背もたれの角度などを調整できるサポート機能がついていることが特徴で、座面の下には呼吸器なども積むことができる。ただ車体重量は10~数十キロあり、折りたためないものも多い。10~15年程前から増え始めたが認知度は低く、ベビーカーと間違われることがしばしばだ。

「補助できない」駅員に断られ…

 本田さんには苦い経験がある。駅で乗降用のスロープの設置を頼んだところ、駅員から「ベビーカーはスロープなしで乗れる。補助はできない」と断られたといい、「ショックでした」と振り返る。

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