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【WOMEN】「見えない声」を企業に届ける消費生活アドバイザー 竹田 幸代さん(54)

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【WOMEN】
「見えない声」を企業に届ける消費生活アドバイザー 竹田 幸代さん(54)

「何に困るかを、具体的に伝えることが大切」と話す竹田幸代さん=大阪市西区(前川純一郎撮影) 「何に困るかを、具体的に伝えることが大切」と話す竹田幸代さん=大阪市西区(前川純一郎撮影)

 見えなくなっただけで、選びたいものが選べないのはおかしい-。大阪市の竹田幸代(ゆきよ)さん(54)は15年前、その問題を打開しようと消費生活アドバイザーの資格を取る決意をした。自身も視覚障害2級の当事者。現在の視力は、人影が見える程度というが、白杖を手にさっそうと街を行く。

消費者と企業などをつなぐ「架け橋」

 消費生活アドバイザーは、消費者と企業や行政の架け橋として消費者からの提案や意見を企業や行政に伝えたり、消費者の相談に適切なアドバイスを行ったりするスペシャリスト。一般財団法人日本産業協会(東京都千代田区)が資格試験を実施している。

 竹田さんが消費生活アドバイザーを志したのは平成14年、障害者手帳を取得し、視覚障害者の総合福祉施設である日本ライトハウス(大阪市鶴見区)のリハビリテーションセンターに通い始め、多くの視覚障害者と接したことがきっかけだった。

 「視覚障害者に自動販売機が使えないことに、初めて気づかされたんです」

 というのも、竹田さんは、中学1年生のときに「進行性の病気で将来、目が見えなくなる」と告知されたが、当時の視力は0・7~1・0。普通学校に通い、卒業後は飲食店やブティックを経営。病状が進行し、障害者手帳を取得するまで、視覚障害者とのつきあいはなかったからだ。

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