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【世界を読む】自殺対策に仏教は何ができるか…「座間9遺体」も言及、国境と宗派を超えたお坊さんがシンポで考えたこと

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自殺対策に仏教は何ができるか…「座間9遺体」も言及、国境と宗派を超えたお坊さんがシンポで考えたこと

全日程を終えて記念撮影に臨む「仏教と自死に関する国際シンポジウム」の参加者たち。日本を含む10カ国・地域で自殺対策に取り組む僧侶・仏教徒が集まり、自殺願望のある人や自死遺族に対し、仏教に何ができるのかを5日間にわたって議論した。率直な意見交換や交流を行ったほか、公開シンポジウムでは「仏教者は自死の苦悩を抱える〈あなた〉と共に歩む」などとする共同メッセージを発表した=11月10日、京都市南区の龍谷大響都ホール(小野木康雄撮影) 全日程を終えて記念撮影に臨む「仏教と自死に関する国際シンポジウム」の参加者たち。日本を含む10カ国・地域で自殺対策に取り組む僧侶・仏教徒が集まり、自殺願望のある人や自死遺族に対し、仏教に何ができるのかを5日間にわたって議論した。率直な意見交換や交流を行ったほか、公開シンポジウムでは「仏教者は自死の苦悩を抱える〈あなた〉と共に歩む」などとする共同メッセージを発表した=11月10日、京都市南区の龍谷大響都ホール(小野木康雄撮影)

 死にたいと思う人や自死遺族に対して、仏教にできることはあるのだろうか。「仏教と自死に関する国際シンポジウム」が11月6~10日、京都市と横浜市で行われ、自殺対策に取り組む10カ国・地域の僧侶や仏教徒らが国境と宗派を超えて考えた。9日までの4日間は活動報告や討議を非公開で実施。最終日の10日は龍谷大響都ホール(京都市南区)で公開シンポジウムを開き、「仏教者は自死の苦悩を抱える〈あなた〉と共に歩む」などとする共同メッセージを発表した。神奈川県座間市のアパート一室から9人の切断遺体が見つかった事件など、自殺を取り巻く社会情勢に危機感を示す声が仏教者から上がる一方、遺族からは僧侶への厳しい意見も寄せられた。

マインドフルネスが有効

 浄土真宗本願寺派総合研究所と、天台宗系の在家教団「孝道教団・国際仏教交流センター」などが主催。10カ国・地域は日本、韓国、タイ、スリランカ、台湾、香港、インド、ブータン、米国、スウェーデンで、いずれも自殺対策を実践している仏教者が招かれた。

 活動報告で海外の仏教者から多く聞かれたのは、座禅を応用した瞑想(めいそう)、マインドフルネスが自殺願望を持つ人々にも効果があるという意見だ。医療者と僧侶が協力して自殺対策に取り組んでいる事例も紹介された。

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