産経WEST

【衝撃事件の核心】「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇

強制退去処分になった40代女性の部屋のベランダに群がる猫=神戸市東灘区(同市提供) 強制退去処分になった40代女性の部屋のベランダに群がる猫=神戸市東灘区(同市提供)

 猫の多頭飼育崩壊は、20匹以上いることや糞尿で室内が荒れていることなどが目安となる。雌は年に3回妊娠でき、1回に4~6匹の子猫を産む。猫は生後4カ月で交尾が可能となるため、手術をしなければ瞬く間に増殖するのだ。

 また、猫1匹あたりの不妊去勢手術は2万~3万円と高額で餌代も負担となるため、飼い主は猫を放置して別の場所で暮らさざるを得なくなるという。同法人の佐上邦久理事長(57)は「多頭飼育崩壊の現場は猫同士の共食いや、強烈な悪臭など本当に悲惨なものが多い。手遅れになる前に支援団体などに相談してほしい」と訴えた。

精神疾患の一種?

 一方、NPO法人「ねこけん」(東京)の溝上奈緒子代表(41)は今年4月、多頭飼育崩壊を食い止めようと、無料で飼い猫などの不妊去勢手術を行う「ねこけん動物病院」を設立した。全国から予約が殺到しており、現在は2カ月待ちの状態だ。

 多頭飼育状態に陥っているとみられる利用者からの依頼もあり、1日30匹の手術を行うときもある。同院では年間5千匹以上の手術を実施する見通しだ。

 溝上代表によると、飼育不可能な数の動物を集めてしまう人は「アニマル・ホーダー」と呼ばれ、米国などでは精神疾患の一種として認識されている。猫の所有に執着する精神状態となり、周りから指摘されても一人で抱え込んでしまって改善できないケースが多い。地域で孤立した高齢者が陥りやすい症状という。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇
  • 「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇
  • 「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇
  • 「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇
  • 「膝までの汚物に大量のハエ」猫50匹放置でぬかるみと化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇

関連トピックス

関連ニュース

「産経WEST」のランキング