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各地で誕生“ご当地本屋大賞” 大阪発のベストセラー目指し、ほんま本大賞 売り上げの一部で施設に本を寄贈

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各地で誕生“ご当地本屋大賞” 大阪発のベストセラー目指し、ほんま本大賞 売り上げの一部で施設に本を寄贈

受賞作の爆売れ祈願をする有栖川さんとOBOP関係者ら=大阪市北区の大阪天満宮 受賞作の爆売れ祈願をする有栖川さんとOBOP関係者ら=大阪市北区の大阪天満宮

 地方発のベストセラーを目指し、書店員らが読んでほしい本を選ぶ“ご当地版本屋大賞”。京都や広島、沖縄など各地で誕生しているが、大阪にも著者や内容が大阪ゆかりの文庫本を対象にした「大阪ほんま本大賞」がある。5回目を迎える今年度も大賞と特別賞に2作が選ばれた。出版不況が続く中、「大阪発ベストセラー」の願いを込め、特製の帯がついた受賞作が来年1月末まで関西各地の書店に並ぶ。

ライバルの垣根越え

 ほんまに読んでほしい本を売ろう-。そんな思いから、ふだんはライバル関係にある書店や出版取次会社の有志が垣根を越えて平成25年度に始めた文学賞「Osaka Book One Project(OBOP、通称・大阪ほんま本大賞)」。選書の条件は、「大阪に由来のある著者や大阪に関連する物語」「文庫」「著者が存命」の3つだ。そのねらいを、OBOP実行委員会のメンバーで取次大手「トーハン」大阪支店の細井泰蔵さん(27)は「大阪を盛り上げ、小さな書店でも販売しやすく、イベントを開催しやすいように」と説明する。

 第5回となる今回は出版社や書店員らのアンケートで約50点がノミネートされ、大賞には大阪の町にある「天王寺七坂」を舞台に、その地の歴史とさまざまな人間模様を叙情豊かに紡いだ有栖川有栖さんの短編集『幻坂』が選ばれた。28年度から設けられたノンフィクション部門の特別賞は、大阪出身の益田ミリさんだからこそわかる“大阪あるある”が満載のエッセー『大阪人の胸のうち』に決まった。

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