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佐賀の宗教法人ヤミ金事件、「信教の自由」巧妙に悪用-架空信者で団体設立、10倍の高値で物品買わせ高金利融資で荒稼ぎ…

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佐賀の宗教法人ヤミ金事件、「信教の自由」巧妙に悪用-架空信者で団体設立、10倍の高値で物品買わせ高金利融資で荒稼ぎ…

「至誠光魂寺」の融資の手口 「至誠光魂寺」の融資の手口

 佐賀県の宗教法人が陶器販売などを装い高金利で融資をしていた出資法違反事件で、逮捕された代表らが架空の信者を記した名簿を県に提出し、法人設立の認証を受けた疑いのあることが16日、捜査関係者への取材で分かった。代表らが融資で不正に得た利益は5億円以上。兵庫県警などは憲法が保障する信教の自由を悪用したヤミ金融事件とみて実態解明を進めている。(西山瑞穂)

名簿記載者、「私は信者でない」「名簿に載っていることも知らなかった」

 舞台は佐賀県伊万里市の宗教法人「至誠光魂(しせいこんごう)寺」。兵庫など3県警の合同捜査本部は今月1日、出資法違反(超高金利)の疑いで代表の立石扇山(せんざん)容疑者(77)ら4人を逮捕した。

 佐賀県によると、立石容疑者らは過去の活動報告や信者名簿を県に提出し、平成22年9月に宗教法人設立の認証を受けていた。

 捜査関係者によると、県に提出された名簿には立石容疑者の知人らが信者として記されていた。ところが、合同捜査本部が名簿に記された百数十人のうち何人かに事情を聴いたところ、みな「私は信者ではない」「名簿に載っていることも知らなかった」などと、関わりを否定するような説明をしたという。県側も法人設立時に信者をチェックしておらず、でっちあげの名簿だった疑いが強まっている。

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