産経WEST

【夕焼けエッセー】晴乞い

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【夕焼けエッセー】
晴乞い

 雨、雨、雨がかれこれ1週間も続いている。農家の人は晴れが続くと神様に雨乞いをし、雨が降ると「恵の雨」と喜んだりもする。

 しかし、主婦にとってはまさしく天敵の雨。「洗濯」という強敵と毎日戦わなければならない。雨が降ろうが降るまいが、おしゃれ大好き大学生とクラブ活動に勤(いそ)しむ中学生の衣類が、容赦なく洗濯機にほうり込まれる。一番厄介なのがパーカーである。フードのところを広げて干すものの、なかなか乾かない。極めつきは、袖にはギャザーが入り丈も長い。脇の部分が乾くのに2日以上かかる。購入する際は「かわいいやん」と言ってたものの、今となっては「何でこんなんはやるねん」と文句を言わずにいられない。

 今日もまた、大量の洗濯物を取り出していると、つい先日買ってあげたばかりのスエット上下が…。まだ2日しか着てないはずだ。「何で洗濯機入れたん?」「だって家の中でも2日くらい着たら洗いって」。確かに言ってる。言ったけれども…思わず「天候と状況考えや」とキツイ口調であたってしまった。

 次は、これまたパーカー。確か昨日の夕方から数時間だけ着てた服だ。「これ汚れてんの?」「外食したから何かついてるかなあと思って」「思って?」「うん、思って」…思っただけかい!と思わず突っ込みたくなった。もう、お母さんの仕事増やさんといて。と思いながら、ひたすら衣類を部屋干しと浴室乾燥に分ける作業が続いた。もうこの時は、イライラも頂点に達していた。

 あー雨が続くと人の心も狂わすなあ。そろそろ神様に「晴乞い」を、お願いしたいものである。

梶原千鶴(51) 寝屋川市

「産経WEST」のランキング