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高島屋が上品会、帯や着物を発表 京都・京染会館

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高島屋が上品会、帯や着物を発表 京都・京染会館

高島屋と染織8社で制作した帯や着物の発表会「上品会」で披露された訪問着=14日、京都市中京区の京染会館 高島屋と染織8社で制作した帯や着物の発表会「上品会」で披露された訪問着=14日、京都市中京区の京染会館

 高島屋が染織8社とともに完成させた帯や着物を発表する上品会(じょうぼんかい)が14日、京都市中京区の京染会館で行われた。昭和11年に始まり、戦争で一時中断したものの今年で66回目を迎える。

 毎年テーマを変えて制作。来年は「童謡」という言葉が発表されて100周年を迎えることから、今回のテーマは童謡となった。

 千切屋(京都市中京区)の「茶摘み」をイメージした訪問着は、着物全体に冬から夏にかけての茶畑を表現し、龍村(同区)の「花」をイメージした帯は、写り込む青空と満開の桜を細かなとじで織り込むなどして、歌詞に込められた日本人の心を表現した。

 上品会の作品は高島屋と各社がテーマに沿った下図作りから客に伝わる表現であるかなどについて意見交換と審査を半年にわたって行い、試作・検討を重ねて完成にこぎつける。作品はすべて高島屋が買い取る。

 千總の西村總左衛門会長は「これに向かって一生懸命やることが職人の生き甲斐になっている」と話し、龍村の龍村旻(きよし)社長は「呉服の需要が縮小する中で、どうやったらいいものを作れるかを切磋琢磨できる場」と話していた。

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