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「学校が地獄に」大阪府立高18歳、SNSいじめ疑われる行為でPTSDに 

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「学校が地獄に」大阪府立高18歳、SNSいじめ疑われる行為でPTSDに 

 大阪府立高校で平成26年からいじめが疑われる行為を経験し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)で登校できなくなっている男子生徒(18)がいる。男子生徒は「学校は地獄に変わってしまった」と語る。

 「今も記憶の一部がない」。男子生徒は1年生だった26年12月ごろ、人間関係でトラブルに遭ったが、はっきりと思い出せない。医者は「トラウマによるPTSD」と診断している。

 記憶障害は一時、文字が認識できず文章が読み書きできないほどになり、激しい頭痛も起きた。27年6月から不登校になり、留年などを経て現在も同高3年に在籍している。

 27年11月ごろには同級生からツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)で中傷と受け取れる発言も受けた。一連のつらさを教員や校長に相談したが「いじめとは言えない」と反応は鈍かった。信頼していた学校が真剣に向き合ってくれず「希望を失った」。

 大阪府はいじめの疑いがあるとして、28年10月から第三者審議会による調査を開始。しかし、同級生らの証言が男子生徒と対立、事実認定は難航している。

 男子生徒は「いじめの有無にこだわり、苦しみを理解しようとしない現状は救いがない」と指摘し、「同じ境遇にある子には『学校へ行くな』と伝えたい。生きていく道は学校以外にもある」と話した。

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