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【加計学園】獣医学部の来春開学向け準備加速、受験業界は歓迎と不安

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【加計学園】
獣医学部の来春開学向け準備加速、受験業界は歓迎と不安

 学校法人「加計学園」の計画が14日認可され、来年4月、愛媛県今治市に岡山理科大獣医学部が開学する。認可が想定より遅れたことで学園は推薦入試日程を見直し、急ピッチで準備を進める。同様に動きだした受験業界では、選択肢が増えると歓迎の声が上がる一方、教育態勢を不安視する意見も出ている。

 事務局があり、職員が入試日程の調整に追われる岡山市の岡山理科大。当初は推薦入試を11月開始と設定したが、文部科学省の大学設置・学校法人審議会が8月、審査継続を決めて答申が先延ばしとなった影響で、1カ月後の12月スタートを見込む。担当者は「推薦入試が始まっている他大学もあり、学生を取られかねない」と焦りを募らせる。

 獣医学部の専門予備校「ジュイク」(大津市)は認可前から「対策講座」の開催を予告。認可を受けて複数の問い合わせがあったという。今後、内容を具体化させて募集を始めるつもりだ。教務部の中村昭久さん(48)は「新設によって志願者のチャンスが増える。西日本初の私立大獣医学部で、周辺の生徒は受験しやすくなる」と話す。

 一方、別の専門予備校「VET」(大阪市)代表の高橋望さん(36)は学園を巡る様々な疑惑や指摘を踏まえ「大学が掲げるような教育を受けられるか不安視する生徒が多い」と語る。「獣医師が増え、質の低下につながるのでは」との懸念も示した。

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