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大阪府警“ミアタリ捜査班”に初の女性班長 容疑者2千人記憶し雑踏から発見の職人芸、「最後のとりでは私たち」

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大阪府警“ミアタリ捜査班”に初の女性班長 容疑者2千人記憶し雑踏から発見の職人芸、「最後のとりでは私たち」

大阪府警捜査共助課の女性捜査員=大阪市中央区(山田哲司撮影) 大阪府警捜査共助課の女性捜査員=大阪市中央区(山田哲司撮影)

大阪府警が初導入 「職人芸」でこれまでに4千人以上摘発

 見当たり捜査は大阪府警が昭和53年に全国で初めて導入し、これまでに4千人以上を摘発した。人間の記憶力やひらめきに頼る独特の捜査手法は「職人芸」ともいわれている。

 府警捜査共助課によると、全国から労働者が集まる大阪・西成地区で手配犯が発見されるケースが相次いだことから設置された。摘発者数は4101人(10月末現在)で、誤認逮捕は一件もないという。

 十数人の捜査員が繁華街を中心に警戒。それぞれ数百人以上の顔写真を記憶しており、時間経過があっても形や印象が変化しにくい「目」を中心に特徴を把握している。目は整形手術で比較的簡単に変えられる印象だが、一重まぶたが二重になっても「本質的な部分は一緒」(捜査関係者)という。

 記憶方法は捜査員によって異なり、顔写真を何度も見返すだけでなく、写真に語りかけることで「知り合いのような感覚」を培うという人もいる。

 平成7年のオウム真理教事件では、施設内に手配犯が潜んでいないか、捜索に府警の見当たり捜査員が参加し、全国警察の注目を集めた。殺人や強盗など世間の耳目を集めた凶悪事件のみならず、窃盗や覚醒剤などさまざまな事件の容疑者を追っており、約30年前の顔写真をもとに発見したこともあった。

 府警は20年以上前から全国の警察の捜査員を受け入れて研修を行っており、これまで100人以上が受講している。

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