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大阪府警“ミアタリ捜査班”に初の女性班長 容疑者2千人記憶し雑踏から発見の職人芸、「最後のとりでは私たち」

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大阪府警“ミアタリ捜査班”に初の女性班長 容疑者2千人記憶し雑踏から発見の職人芸、「最後のとりでは私たち」

大阪府警捜査共助課の女性捜査員=大阪市中央区(山田哲司撮影) 大阪府警捜査共助課の女性捜査員=大阪市中央区(山田哲司撮影)

 指名手配犯の顔や特徴を記憶に焼き付け、雑踏の中で見つけ出す「見当たり捜査班」(通称ミアタリ)。大阪府警捜査共助課の捜査班長に発足以来初となる女性の警部補(45)が就任した。これまで70人以上の手配犯を発見してきた敏腕の刑事で、夫と子供を持つ母親でもある。「逃走犯を捕まえる最後のとりでは私たちしかいない」とチームリーダーとして決意を新たにしている。

「太陽にほえろ!」に憧れ…女性の眼力、配属まもなく検挙の敏腕

 「全身に電気が走る」。容疑者を見つけたときのこの感覚こそ、ミアタリの醍醐味だという。身長160センチに満たない細身の体に、ジャンパーやズボンの私服姿で街に溶け込み、行き交う人々の一瞬の表情に、全神経を研ぎ澄ませる。

 人事異動で10月から2年ぶりに同課に戻り、班長に起用された。検挙実績に加えて「女性ならではの直感力にも期待」(捜査幹部)がかかる。

 テレビドラマ「太陽にほえろ!」を見て刑事にあこがれ、大学卒業後の平成7年に警察官を拝命した。警察署で勤務していたときの研修でミアタリを知り、「昔から有名人や同級生の顔を覚えるのが得意。自分に向いているかもしれない」と配属を希望した。

 24年3月に念願の見当たり捜査員となり、10日ほどでチャンスが巡ってきた。ようやく数十人の容疑者を記憶した段階だったが、パチンコ店内で違法薬物事件の指名手配犯を発見し、同僚らと確保したのだ。「結果を出せたときの喜びを知り、まさに天職だと思った」

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