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【ビジネスの裏側】ホテル活況で恩恵受ける繊維・アパレル業界 寝具やインテリアに需要

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【ビジネスの裏側】
ホテル活況で恩恵受ける繊維・アパレル業界 寝具やインテリアに需要

「変なホテル舞浜 東京ベイ」では東洋紡のブレスエアーがベッドのマットレスに採用されている=千葉県浦安市(エイチ・アイ・エス提供) 「変なホテル舞浜 東京ベイ」では東洋紡のブレスエアーがベッドのマットレスに採用されている=千葉県浦安市(エイチ・アイ・エス提供)

 繊維・アパレル業界にホテル活況による恩恵の波が広がっている。宿泊施設はインテリアや寝具など繊維製品が広く使われる分野だが、ホテルの建設ラッシュや高稼働で需要が急増しているのだ。傘下ホテルへの投資や、宿泊事業に乗り出す企業も相次いでいる。(田村慶子)

 重宝される高機能素材

 東洋紡が平成8年に製造を始めたクッション材「ブレスエアー」は、車や新幹線の座席シートから、近年はホテルのベッド用マットレスに用途が広がっている。耐久性や軽さ、簡単に洗えるといった特長から、国内供給量は過去10年間で10倍、25年以降も毎年1割ずつ伸長。競争力を上げるため寝具に力を入れるホテルは多く、同社を始め、高機能素材に強い日本の繊維メーカーには追い風だ。担当者は「ホテルや鉄道向けは大きな成長分野」と期待する。

 “走るホテル”として話題となっているJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」や旅行大手エイチ・アイ・エスが出店を進める「変なホテル」の客室ベッドにもブレスエアーが採用された。いずれも供給先の注文に応じた完全なオリジナル品で、使用環境や好みに合わせて素材の太さや密度を細かく調整する。「原料を知り尽くす素材メーカーだからこそできる強み」と胸を張る。

 繊維メーカーが積極投資

 繊維メーカーのなかには、国内外の賓客を迎えるため昭和30、40年代から高級ホテルを手がける企業も多い。昨今のインバウンド(訪日外国人)需要で、こうしたホテル事業への積極投資が改めて広がっている。

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