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【衝撃事件の核心】「来て見て便利な梅旧院」駅チカビル型納骨堂の女社長が手を染めた脱税ビジネス

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【衝撃事件の核心】
「来て見て便利な梅旧院」駅チカビル型納骨堂の女社長が手を染めた脱税ビジネス

ビル型納骨堂「梅旧院光明殿」を運営する「光明殿」社長の山口幸子容疑者が法人税法違反容疑で逮捕された。関西では「来て見て便利な梅旧院」のフレーズのテレビCMで有名な存在だった ビル型納骨堂「梅旧院光明殿」を運営する「光明殿」社長の山口幸子容疑者が法人税法違反容疑で逮捕された。関西では「来て見て便利な梅旧院」のフレーズのテレビCMで有名な存在だった

 中に入ると、銭湯やスポーツクラブのロッカーのように、金色に装飾されたボックスタイプの納骨壇や大理石製の小ぶりな墓石が並ぶ。その数、実に約5千基といい、「関西屈指のスケール」とアピールする。

 納骨壇の価格帯は20万~800万円。約5千基の納骨壇の約90%は売約済みという。

 それぞれの墓前には、故人の遺影や、生前に好んだと思われるタバコやお菓子が供えられていた。目をつむり、静かに手を合わせる高齢女性にも出会った。

 アクセスの良さや値段の手ごろさから新たな墓参のスタイルとして浸透しつつあるという、ビル型納骨堂の一端を垣間見た気がした。だが、こうした静謐な祈りの場所を舞台に、悪質な脱税行為が展開されていたというのだ。

5年間で6億円超の所得を隠蔽

 大阪地検特捜部は10月12日、4年間で法人税約1億4300万円(起訴時に約1億5千万円)を脱税したとする法人税法違反の疑いで、山口容疑者を逮捕。その後、さらに1年間で約1900万円を脱税したとする同容疑で再逮捕した。

 トータルでみると、5年間で計約1億7千万円の脱税。国税庁が今年9月に発表した「平成28年度査察の概要」によると、直近の1年間で悪質な仮装・隠蔽で脱税したとして検察当局に告発した事案の1件当たりの脱税額は9600万円。今回の事件はこれを上回る悪質なものだった。

 さらに、手口も巧妙だった。

 捜査関係者によると、山口容疑者は、長年の知人だった上月(こうづき)啓右(けいすけ)容疑者(76)=大阪府豊中市=の会社を含む複数の取引先に対し、納骨堂の運営に関して業務委託を行ったと仮装するために虚偽の請求書を発行するよう指示。次に、請求書に記載された〝業務委託費〟を取引先に振り込み入金する。その後、取引先は一定の手数料を差し引いた後、残金を山口容疑者に直接、手渡ししてキックバックしていたという。

実は、菅原道真・松尾芭蕉ゆかりの寺院…そこへ

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