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小佐田定雄、落語作家生活40周年記念二人会「発掘カイシ!」今夕開催 「演じ手が自分の色に変えてくれたらいい」

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小佐田定雄、落語作家生活40周年記念二人会「発掘カイシ!」今夕開催 「演じ手が自分の色に変えてくれたらいい」

落語作家生活40周年を迎えた小佐田定雄(左)と記念の落語会を企画した桂かい枝 落語作家生活40周年を迎えた小佐田定雄(左)と記念の落語会を企画した桂かい枝

 落語作家のパイオニア、小佐田定雄が今年、作家生活40周年を迎える。これを記念して、13日に大阪市北区の天満天神繁昌亭で行われる落語家、桂かい枝との二人会「発掘カイシ! その3」は、“オール小佐田作品”で飾る。

 小佐田は昭和52年、桂枝雀に自作「幽霊(ゆうれん)の辻」を提供、これが認められ、デビュー。家に居着いた貧乏神に男が金をせびる「貧乏神」や、あの世での男と閻魔、キリストとのやり取りが面白い「茶漬えんま」など約240の新作と、数多くの改作・復刻を手がけてきた。

 「当時はサラリーマンだったし、枝雀師に1本書いて終わるつもりだった。ところが、演者さんの『あんなん書きなはれ』という提案や『こんなん書いてほしい』という求めの連続でここまで来た感じです」と振り返る。

 創作の原点は、少年時代に聞いたラジオ大阪「題名のない番組」。桂米朝と作家・小松左京がリスナーのはがきを軸に語り合うこの番組に、競ってネタを投稿した。小松や筒井康隆、星新一が書くSF小説の意外な着想と展開の早さも参考になった。大学時代、お囃子研究で指導を受けた米朝に「噺のどこかに1カ所、リアルな部分を入れたらいい」とアドバイスを受けたのも貴重の経験だ。

 作品は主に米朝一門に提供していたが、現在は上方はもちろん、男の狼狽(ろうばい)ぶりが面白い「幽霊の辻」などは東京の落語家にも演じられている。若手・中堅にアイデアの提供や助言を行うほか、テレビ・ラジオの落語解説にも定評がある。

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