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【依存~歪んだアイドル崇拝(1)】「AKB商法」 ファン暴走…のめり込み、ストーカー・万引き

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【依存~歪んだアイドル崇拝(1)】
「AKB商法」 ファン暴走…のめり込み、ストーカー・万引き

須藤凜々花ファンの男性が購入した山積みのCD 須藤凜々花ファンの男性が購入した山積みのCD

 中学校や高校では部活動は一切せず、友人と呼べる同級生は少なく、女子生徒と話す機会もなかった。「取りえがない。趣味はない。自信もない。女性と接しないから傷つくことがないし、興味さえもわかなかった」という。

「本物の天使のよう」

 高校卒業後は、大阪府内の物流会社に就職したが、両親や弟と実家暮らし。仕事内容は在庫管理で、職場の上司や同僚らと交わすのは、あいさつぐらい。「仕事に行って、帰って、テレビを見て眠るだけ。ただ生きているだけ。何の楽しみもなかった」

 そんな生活に変化を与えてくれたのが、須藤というアイドルだった。

 通勤で使っていた車の中で、ラジオから流れるNMB48のデビュー曲「絶滅黒髪少女」を聴いたのがきっかけだった。黒髪というフレーズや「和」をテーマにした内容、そして歌い出しの声…。実際のNMB48をみたくて、恐る恐るNMBが拠点にする大阪・難波の専用劇場に足を踏み入れた。

 劇場では、メンバーとファンが一体となってコンサートを盛り上げていた。

 「こんな世界があることを知り、気づけば夢中になっていた。あのときの感動は今でも忘れられない」

 外出することさえほぼなかった生活は一変した。公演や握手会に積極的に通うようになり、デビューしたばかりの須藤に“出会った”。心を奪われた。「キラキラしていて本物の天使のようだった」と振り返る。

生きているだけの人生一変

 握手会などのイベントに通い詰め、須藤にのめり込んだ。普段の生活では、同僚とさえ会話をしないのに、ファン同士だと話が広がった。休みの日に劇場周辺に出向くと、必ず知り合いがいて、一緒に食事をしては、須藤の話題で盛り上がる。

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