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【依存~歪んだアイドル崇拝(1)】「AKB商法」 ファン暴走…のめり込み、ストーカー・万引き

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【依存~歪んだアイドル崇拝(1)】
「AKB商法」 ファン暴走…のめり込み、ストーカー・万引き

須藤凜々花ファンの男性が購入した山積みのCD 須藤凜々花ファンの男性が購入した山積みのCD

 ファンとの写真撮影や握手会、グッズ販売…。そうした仕掛けで、手の届かないアイドルは身近な存在になった。資金面でファンが支える仕組みは、鈴木のような熱心なファンをつくった。だが、熱心になるあまりに歪(ゆが)んだアイドル崇拝は、ファンの暴走となってあらわれている。

ファンの性的欲求を過剰にさせる

 今年6月には、アイドルグループ「欅坂(けやきざか)46」の握手会でファンによる発炎筒点火事件が発生。東京・小金井では昨年5月、芸能活動をしていた女子学生がストーカーの男に刺される事件もあった。

 ストーカーの被害相談に携わるNPO法人「ヒューマニティ」代表の小早川明子の元には、子供らがアイドルにはまり、万引や詐欺に手を染めたとする相談が近年相次いでいるという。

 アイドルの中には、殊更に性を強調した過激な営業を行う例もある。そうした場合に限らず、小早川は、どんなに理性的なファンでも、根底には異性のアイドルに対する性的欲求が潜んでいると指摘する。

 小早川は「本来、垣根があり、手の届かない場所にいるはずのアイドルを手の届く存在にして、確信犯的にアイドルとの接触を促し、繰り返す。この在り方がファンの性的欲求を過剰にさせている」と言い、こう続けた。

 「今のアイドルとファンとの関係はまさに『禁断の商売』といえる」

「願い事の持ち腐れ」

 人気アイドルグループAKB48。その新曲に参加するメンバーを姉妹グループを含めて選抜する今年6月の「総選挙」の行方を、PR会社に勤める多田順平(43)=仮名=は固唾をのんで見守っていた。

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