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【依存~歪んだアイドル崇拝(1)】「AKB商法」 ファン暴走…のめり込み、ストーカー・万引き

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【依存~歪んだアイドル崇拝(1)】
「AKB商法」 ファン暴走…のめり込み、ストーカー・万引き

須藤凜々花ファンの男性が購入した山積みのCD 須藤凜々花ファンの男性が購入した山積みのCD

 「アイドルを好きになっても、絶対に(恋が)かなわないのは、分かっています。けれど、気持ちは変わりません」

メイド・コスプレの倍の金額投じる

 アイドル業界は今、活況に沸く。矢野経済研究所の「オタク」市場調査によると、平成27年度のアイドル関連の市場規模は前年度比30・7%増の1550億円に達するなど、この4年で倍増した。

 ファン1人当たりが1年間にアイドルに投じる費用(27年度)も7万9783円で、2位の「メイド・コスプレ関連サービス」(3万7289円)を圧倒する。こうなった要因として、アイドル評論家の西幸男は、人気アイドルグループ「AKB48」の存在を指摘する。

 AKBは専用劇場を拠点に連日公演し、握手会も頻繁に開催。これまでテレビやコンサート会場でしか見られなかった従来のアイドル像を一変させた。「ファンとの距離を縮め、アイドルを劇的に身近な存在にした」。西は説明する。

 同時に、AKBはメンバーの順位を決める総選挙で人気を可視化し、ファンを巻き込んだ競争を演出。この総選挙や握手会の参加にCDを複数枚買わせるように誘導する仕掛けも築いた。

ファンとの距離を縮め、劇的に身近な存在に

 「AKB商法」。こう揶揄(やゆ)されるマーケティング手法は、一気に業界内に浸透し、各地にご当地アイドルや、事務所に属さず個人活動する地下アイドルを生み出した。西は「AKBはファン層の拡大と深耕(しんこう)(掘り起こし)を飛躍的にもたらした」と語る。

 「ただ生きているだけの人生が変わった」。須藤に出会ってからの数年を、鈴木はそう表する。

ファンの性的欲求を…過剰に…まさに『禁断の商売』

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