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【ビジネスの裏側】シーテックで見えたパナの新ビジネスモデル 過剰投資の失敗が教訓

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【ビジネスの裏側】
シーテックで見えたパナの新ビジネスモデル 過剰投資の失敗が教訓

シーテックの「メイクアップデザインツール」のコーナーを見学するパナソニックの津賀一宏社長(右)=千葉市の幕張メッセ シーテックの「メイクアップデザインツール」のコーナーを見学するパナソニックの津賀一宏社長(右)=千葉市の幕張メッセ

 昨年までのシーテックでは、一部の家電製品を展示していたパナソニックだが、今年は温度、湿度、脈拍などを測れる部品を布に取り付けた「ウェラブルメーカーパッチ」や、カメラを使って人間の感情や眠気などを検知する「感情・体調センシング」など部品や技術中心の展示にした。

 他社と交流するコーナー

 中でも、今回初めての試みとなったのは、パナソニックの展示エリアの真正面に設けられたコーナー「オープンイノベーションラボ」。3日午後には、ウェラブルメーカーパッチを使ったアイデアコンテストをデジタルハリウッド大学などと実施。同大学の学生たちがパッチの使用アイデアを出し合った。

 コンテストでは5つのアイデアが出され、審査。その結果、その日の気温を、パッチの温度で知らせる「語りかけるメーカーパッチ」と、多汗症の患者向けに、温度、湿度、水分量などが高くなったのを察知して靴下の表裏全面を冷たくして汗が出すぎるのを防ぐ「多汗症のための靴下」の2つが優良賞に選ばれた。

 短期間で事業創生

 オープンラボではほかにも、ディスプレーに映った顔に、タッチペンを使ってメイクを疑似体験できる機器「メイクアップデザインツール」を使った体験会を開催。また、料理を中に入れるだけでカロリーや栄養素が分かる箱形の「CaloRieco(カロリエコ)」についてバレーボール選手を招いたトークセッションも開催。期間中の4日間、16のイベントが開かれ、外部の声を積極的に取り入れた。

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