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【衝撃事件の核心】イレブンスリー暴走車両ゼロ、今年は警察が完封 それでも「何となく」集まるやじ馬

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【衝撃事件の核心】
イレブンスリー暴走車両ゼロ、今年は警察が完封 それでも「何となく」集まるやじ馬

国道26号線を規制する警察官と迂回する自動車 。恒例のイレブンスリー暴走は今回、大阪府警が暴走車両をゼロに抑える「完封勝利」を挙げたが…=11月2日夜、大阪府岸和田市(志儀駒貴撮影) 国道26号線を規制する警察官と迂回する自動車 。恒例のイレブンスリー暴走は今回、大阪府警が暴走車両をゼロに抑える「完封勝利」を挙げたが…=11月2日夜、大阪府岸和田市(志儀駒貴撮影)

 府警は「発祥も主導者も分からない悪習だが、毎年誰かがSNSで話題にすることで『何となく』の期待族が集まるのが現状だ」と説明する。

住民「迷惑千万」

 SNSなどに詳しい近畿大総合社会学部の辻竜平教授(社会ネットワーク分析)は、ネット上では真偽不明の情報に尾ひれがつき、さも真実であるかのように拡散されてしまうケースがあると指摘する。

 辻氏によると、イレブンスリーの情報をつぶやく人の多くは「開催されてほしい」という期待から検索している可能性がある。「言及者の数やリツイート(拡散)数が多い情報を見たネットユーザーは『これだけの人が言っているから、きっとあるはずだ』と根拠なく信じ込んでしまい、現場を訪れてしまうのではないか」

 「何となく」で岸和田に集まって行われる暴走を、地元住民はどう思っているのだろう。

 近くの斎場で知人の通夜に参列していた岸和田市内の男性(75)は警察の取り締まりには理解を示したうえで「幹線道路をふさがれ、周辺が混雑する。迷惑な話」と憤った。

 見物人による被害も無視できない。近くの喫茶店の女性従業員によると、27年の暴走の翌日は、店舗前に空き缶やレジ袋などのごみが散乱。店ののぼりも何者かに盗まれ、被害届を出したほどだという。

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