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【衝撃事件の核心】イレブンスリー暴走車両ゼロ、今年は警察が完封 それでも「何となく」集まるやじ馬

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【衝撃事件の核心】
イレブンスリー暴走車両ゼロ、今年は警察が完封 それでも「何となく」集まるやじ馬

国道26号線を規制する警察官と迂回する自動車 。恒例のイレブンスリー暴走は今回、大阪府警が暴走車両をゼロに抑える「完封勝利」を挙げたが…=11月2日夜、大阪府岸和田市(志儀駒貴撮影) 国道26号線を規制する警察官と迂回する自動車 。恒例のイレブンスリー暴走は今回、大阪府警が暴走車両をゼロに抑える「完封勝利」を挙げたが…=11月2日夜、大阪府岸和田市(志儀駒貴撮影)

 「コンビニに車を止めている人、周辺道路を閉鎖するので車を移動させてくださーい」

 午後10時、警察官が赤いコーン標識を立て、国道26号を封鎖し始めた。交差点には府警の大型バスが横断する形で停車され、上下線を完全に遮断。直後に府警から事前要請を受けていたコンビニやカラオケ店、ラーメン店などが次々と電気を落として店を閉め、国道は暗闇に包まれた。

 近くに住む高校2年の女子生徒(17)はおもしろくない様子。彼女はイレブンスリーのピークだった平成27年の暴走も見物したという。「アホなことやって、警察とゴタゴタする姿が見たくて来たのに。何もないなら、帰るわ」と冷めた表情で語った。

多様な期待族

 府警によると、2日夜から3日未明にかけての暴走車両はゼロ。見物人も昨年と比べて約330人減の約40人に抑えこんだ。

 周辺検問では、堺市西区の国道26号で無免許でバイクを運転したとして、道交法違反容疑で大阪府羽曳野市の建設作業員の少年(19)が逮捕された。少年は「イレブンスリーを見に行こうと思った」と供述したという。

 改造車が好きで、同府八尾市内から恋人の女性と車で来た会社員男性(36)は「今年もハズレか」と残念そう。それでも「見られるまでは、来年も再来年も、また来てしまうと思う」と話した。

 現場に集まったのは、こうした期待族ばかりではなかった。奈良県から訪れた私立大3年の男子学生(21)は、パトカーや大型バスといった警察車両の撮影が目的だった。周辺で警戒にあたる車両に熱心に一眼レフを向け、「いろんな車が一度に撮影できた」と充実した表情を見せた。

期待族「女子をナンパ」、SNS拡散で全国区に…だが「岸和田に暴走族ゼロ」

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