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「野生動物捕獲→料理」命の尊さ学ぶ 大阪の小学校でジビエを使った食育授業開催 

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「野生動物捕獲→料理」命の尊さ学ぶ 大阪の小学校でジビエを使った食育授業開催 

山上忠彦さんの説明を聞く児童=大阪市北区の市立豊崎小学校 山上忠彦さんの説明を聞く児童=大阪市北区の市立豊崎小学校

 捕獲から料理になるまでの過程を知ることで、命の尊さに対する感謝の心を育てようと、狩猟で捕獲された野生動物の肉「ジビエ」を使った食育授業が大阪市北区の市立豊崎小学校で開かれた。なかには、恐る恐る口にした児童もいたが、うまみがつまった味わいに「おいしい」と笑顔をみせた。

 授業は5、6年生の児童約40人が参加、学校近くのイタリア料理店経営者で、ハンターの資格を持つ山上忠彦さん(50)が講師を務めた。

 山上さんは、猟犬が獲物を追い人間が待ち伏せして銃で捕獲する様子を説明。骨付きのシカ肉を実際に切り分ける作業を披露した。

 その後、児童が山上さんの指導を受けながら調理。風味が失われないよう弱火でじっくりと焼き上げた肉を薄切りにして試食した。

 シカやイノシシによる農林業の被害が拡大する中、ハンターが駆除した動物の肉を食肉として活用しようという自治体や団体が増加。高級食材としてレストランでの人気も高まっており、山上さんもハンターが捕獲したシカやイノシシを店で提供している。

 5年生の河野絢香さん(11)は「猟の話を聞いたので、残さずしっかり味わわないといけないと思った」と興味深げ。同校の倉澤保孝校長は、「毎日言っている食前の『いただきます』という言葉の大切さを学べたと思う」と話していた。

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