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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】脱“金本頼み”へ異例“阪急直轄”球団人事、改革カギは「和田」「野村」

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
脱“金本頼み”へ異例“阪急直轄”球団人事、改革カギは「和田」「野村」

阪神球団の揚塩健治新社長の訓示を聞く金本知憲監督=7日、高知県安芸市営球場(岩川晋也撮影) 阪神球団の揚塩健治新社長の訓示を聞く金本知憲監督=7日、高知県安芸市営球場(岩川晋也撮影)

 “脱金本頼み”のチーム造りができるのか-。大刷新された阪神フロントは手腕を問われます。阪神球団は四藤慶一郎球団社長(57)が退任、阪神電鉄取締役で阪急阪神ビルマネジメント代表取締役・副社長執行役員の揚塩健治氏(57)が12月1日付で新球団社長に就任すると発表。編成トップの球団本部長には高野栄一氏に代わり、谷本修球団常務(53)が副社長兼務で就任し、嶌村聡副本部長がサポートします。新体制の最大の任務は明確なビジョンを提示し、なんでも金本知憲監督(49)に頼るチーム体質の大転換です。

■当コラム指摘や“予言”済み…この人事のポイントは

 異例の時期のフロント改革です。阪神は6日、大阪市内の電鉄本社で臨時取締役を開き、12月1日付人事で四藤慶一郎球団社長が退任し、揚塩健治氏の新球団社長就任を発表しました。さらに高野栄一氏球団本部長も更迭。谷本修球団常務が副社長兼務で球団本部長に就任することも発表したのです。

 通常は球団幹部の人事異動は1月1日付なのですが、なんと1カ月も前倒しにした人事異動なのです。しかも、総勢10人に及ぶ変更も球団の歴史を紐(ひも)解いてみても前例のない大刷新なのです。

 「なんでこの時期なんだ。今まさに外国人補強やFA補強、トレードなどのオフが始まったばかり。来季に向けたチーム造りのスタートで人事異動となれば、全ての懸案が出遅れになる。ホールディングスの動きに連動した人事とはいえ、あまりにも球界の流れを無視した人事異動ではないか…。タイガース軽視と言われても仕方ない」

 阪神OBのひとりはこう憤りましたが、逆に言うと「この時期」でも平気に異動できるぐらい、前体制には補強プランでの重要事項や継続審議の案件がなかった、とも言えますね。

 前回11月5日のコラム( https://www.sankei.com/west/news/171105/wst1711050038-n1.html )で触れたようにFAによる投手補強は「すでに全滅状態」。野手の新外国人獲得も前に進んでおらず、オフの微妙な時期にもかかわらず、球団社長や球団本部長が交代しても業務に支障がない…という楽屋裏が透けて見えた、とも言えます。

 そもそも今回の球団人事の前倒しは、阪急阪神HDが来年4月1日に不動産部門を統廃合した新会社「阪急阪神不動産」を設立させることが影響してはいます。HDとして来年4月に向けて体制を整える必要があったわけですが、これはあくまでも表面的な理由でしかありません。なぜなら、球団社長や球団本部長がマストで球団編成に必要なら、グループ全体の事情に左右されず続投だったはずですから…。

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