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【西論】神鋼不正問題 解体的出直しの覚悟を見せよ

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【西論】
神鋼不正問題 解体的出直しの覚悟を見せよ

独自路線を進む神戸製鋼の東京本社。データ不正問題の出口は見えない中、次の動きが注目される=東京都品川区 独自路線を進む神戸製鋼の東京本社。データ不正問題の出口は見えない中、次の動きが注目される=東京都品川区

 また問題発覚後、工場の管理職などが不正を隠蔽(いんぺい)する行為が見つかったが、会見で当該社員の行動を「妨害」と説明。「(現場に責任を)決して押しつける意図はない」(梅原尚人・神鋼副社長)と釈明したが、この言葉を平然と発するあたりに経営陣の当事者意識の薄さが見え隠れする。

 ◆関西経済への波及は

 神鋼は不正製品の処分などにより、今期は経常利益で100億円のマイナス影響があると説明する。現時点で影響の大きさが読めないこともあるが、部品交換などの動きが広がれば、費用負担は一気に膨らみ、さらに米司法省が多額の制裁金を科せば、影響額のケタが変わってくる。

 何より取引先が今後も神鋼製品を採用し続けるのだろうか。不正行為を繰り返してきた神鋼との取引そのものを「リスク」と考える企業が今後相次いでも不思議ではない。

 気になるのは6千社以上におよぶ神鋼の国内取引先の約半数が中小企業で、関西に集中していることだ。神鋼の業績が傾けば、同社に原材料や部品を納めている中小・零細の下請け先の死活問題に直結し、関西経済にも少なからず影響をおよぼすことになる。

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