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「鯨とともに生きる」プロモーション映像が独・国際映像祭にノミネート…批判的な国少なくない欧米で捕鯨文化に理解を

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「鯨とともに生きる」プロモーション映像が独・国際映像祭にノミネート…批判的な国少なくない欧米で捕鯨文化に理解を

プロモーション映像の一場面で、クジラとともに泳ぐ人たち プロモーション映像の一場面で、クジラとともに泳ぐ人たち

 平成28年に文化庁の日本遺産に認定された熊野灘の捕鯨文化「鯨とともに生きる」のPRのため、県や地元4市町などがつくる「熊野灘捕鯨文化継承協議会」が民間の番組制作会社に委託して制作したプロモーション映像がドイツ・フランクフルトで開催された国際映像祭で上位8作品にノミネートされた。県では今後、映像を関連のシンポジウムや教育現場で活用し、捕鯨文化の発信に努める考えだ。

 熊野灘を雄大に泳ぐマッコウクジラ、勇壮な太地のくじら踊り…。同協議会のオフィシャルサイトに掲載されているプロモーション映像(ダイジェスト版)には、捕鯨文化にまつわる風景が次々と映し出されていく。

 この映像は昨年、同協議会から委託された番組制作会社が制作し、11月にBS番組で放送。このほか、東京都内や那智勝浦町で開催された捕鯨文化に関するシンポジウムでも公開されている。

 この制作会社がフランクフルトで開催された国際映像祭「ゴールデン・ツリー・インターナショナル・ドキュメンタリー・フィルム・フェスティバル」に、「Living with the Whales(鯨とともに生きる)」との作品名で出展。大賞は逃したものの、各国から寄せられた200本のうち、上位8本にノミネートされた。上位8本は入賞にあたるという。

 選考は、日本人のほか、ドイツ人、オランダ人など7カ国の審査員で実施。欧米では和歌山の捕鯨文化に批判的な国々も少なくないが、このうち日本人審査員が制作会社に寄せたコメントによると、「(和歌山の人々は)生きていくのに必要な数(の鯨)しか捕らず、大切にあがめていたことをこの作品で理解してもらいたいという主張が認められた」という。

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