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パワハラ、過労と労災申請 神戸市の菓子メーカーの男性自殺で

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パワハラ、過労と労災申請 神戸市の菓子メーカーの男性自殺で

 昨年6月、神戸市の洋菓子メーカー「ゴンチャロフ製菓」の正社員だった兵庫県芦屋市の前田颯人さん=当時(20)=が電車に飛び込んで自殺したのは、上司によるパワハラ行為や長時間労働が原因だとして、母和美さん(43)が、西宮労働基準監督署(兵庫県西宮市)に今年9月、労災申請していたことが6日、代理人弁護士らへの取材で分かった。同社は「労基署の判断を待ちたい」としている。

 代理人らによると、前田さんは平成26年4月に入社し、昨年6月24日、神戸市のJR摂津本山駅で死亡した。同社東灘工場でチョコレートやゼリー製造を担当し、午前8時半から午後5時15分が定時だった。

 入社から死亡までの約2年間、上司にあいさつしても無視されたり、同僚がいる前でも、毎日のように大声で怒鳴られたりした。

 27年10月下旬からの1カ月間には残業が約109時間に上るなど労働時間も増え、同年末には、食欲の減退や趣味の自転車のツーリングをしなくなるなどうつ状態になったとしている。

 和美さんは取材に応じ「明るくて優しい息子を失った悲しみは計り知れない。息子を苦しめた会社の体質を問いたい」と話した。

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