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【世界の働く女性たち】from イギリス 関心高まる「ヴィーガン」

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【世界の働く女性たち】
from イギリス 関心高まる「ヴィーガン」

動物由来の食材を使わずに作られたヴィーガン料理 動物由来の食材を使わずに作られたヴィーガン料理

10年間で3・6倍に

 今、英国では「ヴィーガン(完全菜食主義者)」のライフスタイルが注目され、専門のレストランやカフェが急増しています。動物や魚を食べないベジタリアンに対し、ヴィーガンはさらに乳製品、卵、蜂蜜など動物由来の食べ物を食べず、衣服も着ません。ヴィーガンになる理由は「動物を苦しめない、持続性のある環境づくりと健康維持」です。

 15歳以上の人口の1%がヴィーガンと、この10年で3・6倍に増えました。BBCのニュースによると、現在5人に1人がヴィーガン食生活への転換を検討中。伝統料理の「フィッシュ&チップス」にまで、魚を使わないヴィーガン食が登場しています。国連が、温室効果ガスのうち畜産業による排出量が18%で、車や飛行機など輸送機関からの排出量を上回ると指摘していることからも、ヴィーガンは環境のためのごく自然なライフスタイルになっていくでしょう。

 私は英国で観光ガイドを30年以上していますが、これからはスーパー・ヴィーガントラベルという旅行会社を通しての仕事が多くなると思います。ヴィーガン・ツーリズムとはつまり「思いやりの旅」を意味します。動物に優しく、環境維持にこだわる旅です。

木島タイヴァース由美子さん(66) 英国政府公認観光ガイド(ブルーバッジガイド)。結婚後、25歳で渡英。バッキンガムシャー州のウィンズロウで夫と2匹の犬と暮らす。

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