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【エンタメよもやま話】中国、次は“AI教師”5兆円投入5億問蓄積…世界一の“AI国家”への野望

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【エンタメよもやま話】
中国、次は“AI教師”5兆円投入5億問蓄積…世界一の“AI国家”への野望

中国がAI教育を国家戦略に据えたことを伝える香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(電子版10月14日付) 中国がAI教育を国家戦略に据えたことを伝える香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(電子版10月14日付)

 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、いろんな意味で世界に存在感を発揮しまくるあの国と人工知能(AI)に関するお話でございます。

 米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の音声アシスタント機能「Siri(シリ)」をはじめ、人間の声に反応し、音楽やニュースを流したり、家電を操作できたりするスピーカーや自動運転車などなど、人工知能(AI)の普及ぶりにはめざましたものがありますね。

 とはいえ、かつての本コラムでご紹介したように、車いすの天才宇宙物理学者で知られる英のスティーヴン・ホーキング博士や米宇宙開発企業、スペースXのCEO(最高経営責任者)などを務めるイーロン・マスク氏といった最先端の考えで動く人々が「AIが人類を滅ぼす」的な警告で物議を醸すなど、AIが日常の一部になることへの抵抗感が強いのもまた事実です。

 そんななか、あの国がいま、国を挙げて、あらゆる分野での“AI化”を猛スピードで進めています。中国です。なかでも最近、世界を驚愕(きょうがく)させているのが、学校の先生をどんどん“AI化”しようという計画なのです。

 というわけで、今回の本コラムでは、この恐るべき計画をはじめとする中国の“AI化”とそれに対する反応などについてご説明いたします。

    ◇   ◇

■日本すでに周回遅れ…国家の教育予算8%超をデジタル化に

 本コラムのネタ探しで海外メディアの電子版を巡回中、この記事を見つけて本当に驚きました。

 10月14日付で香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP、電子版)が報じているのですが、中国の最高国家行政機関である中国国務院が今年の7月、2030年までに、中国をAI開発の分野における世界の中心地に育てるというAI活用計画の一環として、AIを使った教育を国家戦略に位置づけると発表。

 政府の教育部は、農村部の子供たちにも最新のAI教育が受けられるように、地方レベルも含む全行政組織に対し、年間の教育関係予算の8%以上を教育のデジタル化に費やすよう要求しているといい、こうした動きを後押しすべく、中国政府は既に昨年、3000億元、日本円にして約5兆1500億円をこの分野に投資したというのです。

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