産経WEST

【WOMEN】年齢・経験… 遠い正社員 シングルマザーの就労

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【WOMEN】
年齢・経験… 遠い正社員 シングルマザーの就労

シングルマザーの大久保理香さん(右)。介護の世界に飛び込み、子供3人を育てた=大阪府豊中市の「つどい場ゆりちゃん」 シングルマザーの大久保理香さん(右)。介護の世界に飛び込み、子供3人を育てた=大阪府豊中市の「つどい場ゆりちゃん」

課題となる就労支援

 結婚や出産で仕事を辞めていた女性でも、夫との離婚や死別などをきっかけにシングルマザーとなれば、再び働き、子供を養わなければならない。だが、特に40歳を超えていると年齢や経験不足の壁が立ちはだかり、就職に苦労することが少なくない。シングルマザーは非正規雇用の割合も高く、就労支援が課題になっている。(加納裕子)

 10月中旬の土曜日、大阪府豊中市の住宅街にある2階建ての民家に、大学生やシングルマザーが集まっていた。さまざまな世代が交流する「つどい場ゆりちゃん」。発起人の1人でシングルマザーの介護福祉士、大久保理香さん(50)は「生活費を稼ぐのに必死だった。ようやく自分のやりたかったことをやれる、精神的な余裕ができてきました」とほほえんだ。

 大久保さんは夫の暴力が原因で平成23年、小学生から高校生まで3人の子供を連れて家を出た。日中は有期契約のフルタイムの仕事、夜は運送会社の荷分けを掛け持ちして生活を支えたが、45歳のとき、日中の仕事の契約期間が終了。次の就職が決まらず、年齢の壁を実感したという。

 そんなとき、シングルマザーに調理や介護などの専門資格の取得を促し、正社員としての就職につなげてきた職業紹介会社「情報の輪サービス」代表、佐々木妙月さん(60)に声をかけられた。資格を身につけ、翌年介護事業所の正社員に。長男が大学を卒業して就職するなど子育てが一段落し、介護の仕事を続けながら友人と立ち上げたのが「つどい場」だった。

続きを読む

このニュースの写真

  • 年齢・経験… 遠い正社員 シングルマザーの就労

「産経WEST」のランキング