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【ビジネスの裏側】神戸製鋼、かたくなな独自路線 業界再編に背を向けた末…

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【ビジネスの裏側】
神戸製鋼、かたくなな独自路線 業界再編に背を向けた末…

独自路線を進む神戸製鋼の東京本社。データ不正問題の出口は見えない中、次の動きが注目される=東京都品川区 独自路線を進む神戸製鋼の東京本社。データ不正問題の出口は見えない中、次の動きが注目される=東京都品川区

 実はそれまで神鋼は、住友軽金属と生産相互委託や、技術面で提携関係にあった。厚板の神鋼、薄板の住友軽金属と互いに違う強みを持つ補完関係にあった。「再編があるなら、神鋼と住軽の組み合わせだ」と大方の業界関係者が予想していただけに、覆ったことが大きな話題となった。

 現在の神鋼のアルミ圧延品のシェアは約60%も持つUACJに大きく離れた2番手。航空機、自動車など付加価値の高い厚板を得意とし「業界再編が起こるなら、仕掛ける側だ」とされていたが、鉄鋼同様に再編に取り残された格好だ。

 突出する事業なし

 神鋼のデータ不正問題が広がる中、高炉を始め各業界が再編に向けた動きを注視している。だが、その多様な事業分野や、独立志向の強い社風もあり一筋縄ではいかないとの見方も多い。

 また、おしなべてみると鉄鋼、非鉄のように業界内で上位・中堅クラスの事業が多い。溶接材料事業では世界でもトップグループに入るほか、鉄鋼でも線材など一部の個別製品では高いシェアを持つ。ただ、建機、産業機械など他の事業も鉄鋼、非鉄と同様で業界を主導するまでの規模はない。

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