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【大学発 社会をつなぐ】企業とのタッグで学生の視野が広がる 近畿大(下)薬学部、多賀淳准教授に聞く

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【大学発 社会をつなぐ】
企業とのタッグで学生の視野が広がる 近畿大(下)薬学部、多賀淳准教授に聞く

「産官学連携はものづくりの理想と現実を学べる場」と話す多賀淳准教授 「産官学連携はものづくりの理想と現実を学べる場」と話す多賀淳准教授

 近畿大学(大阪府東大阪市)は世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功し、「近大マグロ」の商標名で売り出すなど独創的な研究成果で注目を浴びる。学内で産官学の連携を担うのが「リエゾンセンター」だ。企業や行政と学生がタッグを組み、ユニークな商品開発につなげている。活動に参加することで学生はどう変わるのか。センターの併任職員でもある薬学部の多賀淳准教授に聞いた。

 --多くの産官学連携が実現する理由は

 「私自身、平成25年に研究室を立ち上げてから15アイテムの商品開発に携わってきた。これだけの成果が実る最大の要因は研究にゴーサインを出す大学の決裁が早く、どんなことでも前向きにチャレンジできる環境が整っているからだろう。『やりたい』という熱意を後押ししてもらえるのは非常にありがたい」

 --学生が企業と関わるメリットは

 「学生は先進的なものをつくりたがるが、企業はたとえ先進性があっても市場性や生産性をまず重視する。ものづくりの理想と現実だ。学生は企業と触れ合うことでこのギャップをどう埋めるべきか、身をもって学ぶ。ただ、学生の斬新な発想は意外と消費者のニーズに近いところにあることも多く、企業側にとっては新たな商品開発につながるメリットがある」

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