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“苦節”2年半…正露丸のラッパ音が商標に 大幸薬品、千件の資料提出で悲願達成

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“苦節”2年半…正露丸のラッパ音が商標に 大幸薬品、千件の資料提出で悲願達成

「正露丸」のCMで使われているラッパのメロディーの商標登録出願を担当した大幸薬品の森田慈心総務部長=大阪市 「正露丸」のCMで使われているラッパのメロディーの商標登録出願を担当した大幸薬品の森田慈心総務部長=大阪市

 大幸薬品の「正露丸」のCMに使われているラッパのメロディーが9月末、音だけで構成される商標として国内で初めて登録された。特許庁が平成27年4月に音を商標対象に加えてすぐに出願したが、社名や商品名を示す言葉がメロディーに乗っていないことがネックとなり、登録まで2年半かかった。

 ラッパのメロディーは、旧日本軍の食事の知らせをアレンジしたもので、民間のラジオ放送が始まった昭和26年からCMに使い始めたという。

 大幸薬品は音の商標登録の一番乗りを狙ったが、平成27年秋の登録第1弾から漏れ、言葉のある伊藤園の「おーいお茶」や小林製薬の「ブルーレットおくだけ」のメロディーなどに先を越された。ラッパのメロディーだけで正露丸をイメージできる根拠が必要とされ、資料を多数求められた。

 「古い資料を探すのが大変だった」と同社で出願を担当した森田慈心(しげみ)総務部長。社内で5人ほどのチームをつくり、全国のテレビ、ラジオで継続的にCMを流してきたことを証明する放送記録や、正露丸の売り上げ記録を探し集め、計約千件の資料を証拠として提出した。

 念願だった商標登録が実現し、森田部長は「長かったけれど認められると信じていた」とほっとした様子で話した。

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