産経WEST

【弁護士会 憲法学「信仰」(下)】憲法解釈栄えて国滅ぶ…護憲派結束、東大法学部が新憲法の守護神に 弁護士会の中枢に「教え子」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【弁護士会 憲法学「信仰」(下)】
憲法解釈栄えて国滅ぶ…護憲派結束、東大法学部が新憲法の守護神に 弁護士会の中枢に「教え子」

審議中の安全保障関連法案に反対し、「安保法案は憲法違反です」という横断幕を掲げて国会周辺をデモ行進する日本弁護士連合会の村越進会長(中央、当時)ら法曹関係者=平成27年8月、東京都千代田区 審議中の安全保障関連法案に反対し、「安保法案は憲法違反です」という横断幕を掲げて国会周辺をデモ行進する日本弁護士連合会の村越進会長(中央、当時)ら法曹関係者=平成27年8月、東京都千代田区

 八幡によれば、法学とは今の法律が正しいという前提でなく、賛否両方の立場から議論するもの。その意味で「日本の憲法学は政治運動、憲法学界は利益団体に過ぎない」。さらにこう指摘した。

 「憲法学界では八月革命説が主流だが、(社会では)だれもその説に立っていない。乖離しているというのでもなく、現実に使われていない。日本の憲法学は意味のない学問だ」

 日本弁護士連合会(日弁連)や単位弁護士会が繰り出す憲法絡みの政治的声明にも、東大憲法学の言説が写し絵のように重なる。

 「司法試験や公務員試験にも憲法がある。何年も勉強して、憲法学教授から東大法学部の通説を徹底的に覚え込まされた教え子たちが、後に弁護士会の中枢を占める」と篠田。「憲法を守れ」と訴え、ときに政治闘争まで展開する弁護士会について「憲法学の特殊な状況が特殊な社会権力を生み出す」と解説するのだ。

 改憲の必要性を訴えた元大阪弁護士会会長の小寺一矢=今年3月死去、75歳=は生前、こんな言葉で戦後憲法学と弁護士会の無責任ぶりを憂えていた。

 「憲法解釈栄えて国滅ぶ」

        (敬称略)   =第4部おわり

弁護士会のニュース

弁護士会の写真

  • 【弁護士会 憲法学「信仰」(下)】憲法解釈栄えて国滅ぶ…護憲派結束、東大法学部が新憲法の守護神に 弁護士会の中枢に「教え子」
  • 【弁護士会 憲法学「信仰」(中)】「国家イコール悪」司法試験を経てすり込まれる硬直的な国家観 現行憲法絶対視の呪縛 
  • 【弁護士会 憲法学「信仰」(上)】「憲法を守り、憲法を愛する」日本の防衛そっちのけで護憲布教…過剰左傾、東大法学部系学者「思想」そのままに  
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(5完)】「自衛隊反対、日米安保条約反対」東西冷戦・イデオロギー闘争下で日弁連の左傾化加速…最高裁の〝タカ派〟長官に対抗
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(4)】革命闘争「荒れる法廷」には甘い顔 日弁連がさらした弁護士自治の無力…過激派側弁護士を〝野放し〟
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(3)】「人権蹂躙課長だな」国旗・国歌で教育現場に圧力 日弁連、法制化に声明「過去のいまわしい戦争を想起させる」
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(2)】〝情緒司法〟韓国焚きつけ 「解決済み」の戦後補償…人権派は日本の「非」強調、事実検証なく歴史も断罪
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(1)】「北朝鮮に腰が引けている」拉致に冷淡、「朝鮮人=被害者」以外は沈黙…〝人権派〟が朝鮮総連と強固なネットワーク
  • 【弁護士会 「左傾」の要因(5完)】政治闘争の一方で権益拡大のため与野党と〝全方位外交〟 「立場」使い分ける日弁連
  • 【弁護士会 「左傾」の要因(4)】実は会長8割が無投票、豊富な会費収入で政治闘争 高まる若手の不満「左右でなく上下に分裂する」
  • 【弁護士会 「左傾」の要因(3)】日弁連〝訴訟不敗〟、政治闘争に「お墨付き」与えた裁判所 「自制論」ことごとく退け
  • 【弁護士会 「左傾」の要因(2)】「色に染まった」委員会が主導する政治的声明 「反対できない」単位会元会長が吐露

「産経WEST」のランキング