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【衝撃事件の核心】「ビットコイン長者が何人も誕生」仮想通貨元年、甘い誘いにご用心 ブームのウラで詐欺被害急増 

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【衝撃事件の核心】
「ビットコイン長者が何人も誕生」仮想通貨元年、甘い誘いにご用心 ブームのウラで詐欺被害急増 

仮想通貨をめぐって国民生活センターに寄せられる相談はここ数年、年々急増している 仮想通貨をめぐって国民生活センターに寄せられる相談はここ数年、年々急増している

 「ビットコイン長者が何人も誕生しています」

 「仮想通貨はこれから爆発的に普及していきます」

 10月初旬、大阪市内で開かれたある会社のセミナー。会場には老若男女100人以上が集まっていた。

 説明によると、飲食店などにビットコインの決済システムを導入する事業に出資してもらい、投資金額や導入成果に応じてビットコインで配当が得られるとのこと。口コミで参加者を募っている。

 「みなさん、こんなおいしい話はない、怪しいと思うでしょ。でもちゃんと会社は存在していますから安心してください」

 昨今の仮想通貨をめぐるトラブルを意識してか、講師の男性は、会社事務所が入居しているというビルの写真をスクリーンに映し出し、参加者の不信感を払拭しようと躍起になっていた。

 記者はこのほか、仮想通貨の勉強会と称した少人数の集まりにも参加した。勉強会では、主催者側は前半こそ仮想通貨の一般的な説明をしていたが、最終的に「ビットコインを購入すれば権利収入を得られる」と投資案件に勧誘された。

 「報酬はビットコインで毎日もらえる」「ビットコインの価値は確実に上がっていく」。にわかに信じがたい発言も散見された。

「儲かるらしい」安易な考えは危険

 近畿大法学部の道野真弘教授(商法・会社法)は「仮想通貨のように、多くの人が詳しい知識を持たない商材で〝釣る〟ということは往々にしてある」と指摘。「仕組みを正しく理解せずに、『儲かるらしい』という安易な考えで参加してはいけない」と警鐘を鳴らす。

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