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飲酒事故、元県警職員の免職取り消し 鳥取地裁

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飲酒事故、元県警職員の免職取り消し 鳥取地裁

 酒気帯び運転で物損事故を起こし、懲戒免職となった鳥取県警の元一般職員の男性が処分を不服として県に取り消しなどを求めた訴訟の判決で、鳥取地裁は13日、請求を認めた。退職金の不支給や県公安委員会による運転免許取り消し処分も取り消した。

 藤沢裕介裁判長は判決理由で、事故前の飲酒量や翌朝になって実施された飲酒検知結果などを基に、運転時の呼気アルコール濃度は運転免許の取り消しに該当する程度ではなかったと判断。

 「悪質性が高いとはいえず、被害も軽微な上、飲酒運転で強い非難を受ける職務上の立場にもなかった」と指摘し、全国の警察職員に対する同種の処分も停職の例が少なくないとして「免職は重く、著しく妥当性を欠き違法だ」と結論付けた。

 判決によると、男性は平成27年4月、同僚らとの懇親会で飲酒後、車で帰宅中に縁石へ乗り上げ、付属設備を破損したがそのまま帰宅。翌朝に酒気帯び運転が判明し、その後不起訴となった。

 県警の河本雅樹監察課長は「判決内容を慎重に検討して今後の対応を決めたい」と話した。

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