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【衆院選】日本だけ特殊、「リベラル」の意味-本来の語義から外れ「憲法9条信奉」「空想的平和主義」か

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【衆院選】
日本だけ特殊、「リベラル」の意味-本来の語義から外れ「憲法9条信奉」「空想的平和主義」か

各党の安全保障に関する憲法改正の姿勢 各党の安全保障に関する憲法改正の姿勢

東西冷戦下、「長い平和」享受した日本ならではの事情 

 『広辞苑』によると、「リベラル」とは、「個人の自由、個性を重んずるさま。自由主義的」、『大辞泉』は「政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま」とする。実際に使われている意味と語義が異なる背景には、「リベラル」が特殊な意味で語られることが多かった日本ならではの事情があるという。

 大和大の岩田温(あつし)専任講師(政治哲学)によると、先の大戦後の「長い平和」とも呼ばれる安定した東西冷戦の下で、日本には「憲法9条を守っていれば平和が維持できる」「集団的自衛権を行使すれば徴兵制になる」という「空想的平和主義」が広がり、その主唱者をリベラルと呼ぶことが多かったという。

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 外国でのリベラルという言葉の使われ方は日本と異なる。日本大の岩井奉信(ともあき)教授(政治学)によると、米国では少数者の権利や福祉政策を重視する立場を指すことが多く、欧州では国家の市場への介入を防ぐ経済的な意味が強い。「個人の自由と権利を求める思想」がリベラル本来の意味で、「個人より国家、国家より党を重んずる共産党を除き、日本の政党は全てが個人の自由と権利を尊重するリベラルだ」と指摘する。自民(自由民主党)の英語表記は「Liberal Democratic Party」だ。

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