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【宝の石図鑑】ヘミモルファイト/カラミンプラスも今は昔

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【宝の石図鑑】
ヘミモルファイト/カラミンプラスも今は昔

 カラミンというのは、今は酸化亜鉛を主成分とするお肌のための薬品や化粧品につけられているが、ヘミモルファイトなど亜鉛鉱石の総称的な呼び名として、古代から使われてきた。

 現在、亜鉛は硫化亜鉛のスファレライトから取り出されるが、採鉱技術が未発達だった時代は、地表近くにたくさんあったカラミンが主流だったという。特にローマ帝国では黄銅を作るための必需品としてヘミモルファイトを使い、できた黄銅を「カラミンプラス」と呼んだとか。何だか現代のサプリのような名前で格好いい。

 ただし現代では逆にカラミンを使うことはあまりないようで、写真のヘミモルファイトは、岐阜県の鉱山跡に大量に放置されていたもの。(藤浦淳)

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