産経WEST

生柿の対米輸出解禁 和歌山、年度内出荷へ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


生柿の対米輸出解禁 和歌山、年度内出荷へ

 日本が長年要請してきた米国向けの生柿輸出が12日、可能になった。米国と合意した検疫条件を満たす必要があり、初出荷までしばらく時間はかかるが、産地はビジネスの幅が広がると期待。準備が整いつつある和歌山県は「本年度中には輸出を始めたい」と意気込む。

 米政府は病害虫を防ぐ日本側の検疫体制が不十分だとして柿輸入を禁止してきたが、農園や生産者の事前登録、検査などを条件に受け入れた。

 柿生産量首位の和歌山県は解禁をにらみ、平成27年から検疫体制の整備を進めてきた。今季は主力の種なし柿の出荷が間に合わず、本年度中に輸出を始めるものの、本格化するのは来年夏から初秋ごろになりそうだという。県食品流通課の担当者は「柿の国内消費が減る中、生き残りのため有望市場に踏み出していきたい」と語った。

 農林水産省によると、28年の柿の国内生産量は23万2900トンで、都道府県で首位の和歌山は4万6500トン。奈良が3万4200トン、福岡が1万6400トンと続いた。

「産経WEST」のランキング