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【浪速風】なぜ各党公約に「児童虐待ゼロ」への取り組みがないのか(10月12日)

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【浪速風】
なぜ各党公約に「児童虐待ゼロ」への取り組みがないのか(10月12日)

警察と児童虐待の情報 共有協定を結んだ自治体 警察と児童虐待の情報 共有協定を結んだ自治体

 「子ども虐待死ゼロ」を目指すNPO法人代表の後藤啓二弁護士からメールが届いた。希望の党が公約で「原発ゼロ」「電柱ゼロ」「花粉症ゼロ」など12のゼロを並べたが、児童虐待が含まれていないのに「愕然(がくぜん)としています」。希望の党だけでなく、衆院選で児童虐待への取り組みは聞かれない。

 ▼「そこまで重要度・優先度が低いのか」と後藤さんは嘆く。親などから虐待の疑いがあるとして、警察が児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子供の数が今年上半期で3万人を超えた。過去最多であり、年々増え続けている。一方、昨年度に児相が対応した虐待件数は12万件を超えた。非常事態ではないか。

 ▼茨城県日立市でアパートの一室が焼け、母親と幼い5人の子供の遺体が見つかった。長女を殺害した容疑で逮捕された父親が、次々に刃物で刺すなどして殺害し、火をつけたとみられる。痛ましい。子供たちの未来こそ日本の未来である。政治は何をしている。

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