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【野球三昧】「打てる捕手」がいないプロ野球界変えるか ドラ1候補広陵・中村奨成

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【野球三昧】
「打てる捕手」がいないプロ野球界変えるか ドラ1候補広陵・中村奨成

愛媛国体高校野球(硬式)準決勝 広陵(広島)対東海大菅生(東京)戦の8回、マウンドの平元銀次郎(右)に声をかけに行く広陵・中村奨成 愛媛国体高校野球(硬式)準決勝 広陵(広島)対東海大菅生(東京)戦の8回、マウンドの平元銀次郎(右)に声をかけに行く広陵・中村奨成

 今のプロ野球界にはまったくといっていいほど「打てる捕手」がいない。古くは野村克也や田淵幸一、その後も古田敦也、城島健司、阿部慎之助ら、打線の中軸を担う捕手は少なくなかったが、今季は阿部も一塁手専門となり、捕手はすっかり「打てない8番打者」のイメージが定着してしまった。

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の正捕手を務めた小林誠司(巨人)は打率2割6厘で、セ・リーグの規定打席到達者の中で最下位に終わった。もっとも、12球団の捕手で規定打席に到達したのが小林と中村悠平(ヤクルト)の2人のみ。それだけでも立派といえるのかもしれない。

 今季の阪神は梅野隆太郎が最多の112試合でマスクをかぶったが、やはり打率の低さがネックの一つになり、シーズン終盤は坂本誠志郎に先発マスクを譲ることが多かった。もちろん、捕手に最も求められる役割は守備面での貢献であり、リード面での投手陣からの信頼、盗塁を阻止する強肩などが重要な要素になるが、これまでの球界の例を見ても、打てる捕手にはリーダーシップがあり、チームも強かった気がする。

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