産経WEST

17歳の阿部詩、世界へ再挑戦 柔道女子52キロ級

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


17歳の阿部詩、世界へ再挑戦 柔道女子52キロ級

 愛媛国体に兵庫代表で出場した阿部詩(奥)  愛媛国体に兵庫代表で出場した阿部詩(奥)

 柔道女子52キロ級で17歳のホープ、阿部詩(うた)(兵庫・夙川学院高)の世界への再挑戦が始まる。18日開幕の世界ジュニア選手権(ザグレブ)に向け、優勝は「当たり前」。来年の世界選手権代表第1次選考会となる講道館杯全日本体重別選手権(11月11、12日・千葉ポートアリーナ)へ弾みをつけようと青写真を描く。

 今夏の世界選手権では、同級の志々目(ししめ)愛が決勝で角田夏実(ともに了徳寺学園職)を倒して頂点に立った。志々目には4月の全日本選抜体重別選手権で完敗しており、悔しさは倍増。「もう2人を倒すしかない」と闘志をたぎらせる。

 豪快な袖釣り込み腰や内股が武器。最近は一本背負い投げや寝技の強化に取り組み、攻撃の幅を広げたという。8月の全国高校総体を初制覇するなどジュニア世代では無敵の強さを示し、講道館杯では「『52キロ級には阿部もいる』とアピールしたい」と意気盛んだ。

 9日の愛媛国体は兵庫代表で出場。チームは準々決勝で敗れたが、自身は2試合を一本勝ちした。夙川学院の松本純一郎監督は「最近は重量級の選手と稽古してもぶん投げる。技の切れはシニアでも一番」と絶賛する。

 兄で66キロ級の一二三(ひふみ)(日体大)は初の世界王者に輝き、人気が急上昇中だ。海外勢を投げ飛ばす柔道に「怪物なのか」と驚きつつ、「技に入る勇気や勝負根性を見習いたい」。兄の勇姿に刺激を受け、新たな闘いの畳に上がる。

 阿部詩(あべ・うた) 

 2000年7月14日生まれ、神戸市出身。5歳で柔道に出合い、夙川学院中3年時に全国中学校柔道大会で優勝。今年2月にはドイツ・デュッセルドルフで行われた国際大会を16歳の史上最年少で制した。今夏の世界選手権(ブダペスト)日本代表で男子66キロ級の一二三(20)を兄に持ち、兄妹で2020年東京五輪優勝を目指す。

「産経WEST」のランキング