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北ア遭難、命つないだチョコ12粒 広島の男性、1週間後の生還に自戒と警鐘

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北ア遭難、命つないだチョコ12粒 広島の男性、1週間後の生還に自戒と警鐘

 登山ルートを記した地図を広げ、遭難時の様子を語る筒井清之さん=広島市  登山ルートを記した地図を広げ、遭難時の様子を語る筒井清之さん=広島市

 残された食料はチョコ12粒と沢の水だけ-。北アルプスで8月に遭難し、1週間後に救出された広島市の男性が12日までに取材に応じ、生死を分けたポイントを「登山届を出し、動かず体力を温存したのが幸いした」と振り返った。「単独行で家族に計画を知らせなかったのは大きなミス」と自戒を込めて秋の登山シーズンに警鐘を鳴らす。

 男性は広島市安佐南区の筒井清之さん(75)。8月10日に新潟県から白馬岳へ。長野、富山両県にまたがる唐松岳を通過中の同13日、足を滑らせ登山道から約10メートル下の沢に転落した。目的地の富山県黒部市・祖母谷温泉まで約1・5キロだった。

 ヘルメットで大けがは防げたが、崖が急で登山道に戻れない。携帯電話は水没し使用不能に。救助隊に見えるよう頭上が開けた場所に移動した。山小屋に泊まる計画で簡易テントはなく、防寒は薄いジャケットと雨がっぱが頼り。長袖シャツ1枚にロングスパッツと短パン姿で、食料はチョコレート12粒のみだった。

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