産経WEST

【関西の議論】「早く起きることが苦痛」塾通い・スマホで体内時計リズム〝崩壊〟、寝不足の子供続出…睡眠教育の効果は

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
「早く起きることが苦痛」塾通い・スマホで体内時計リズム〝崩壊〟、寝不足の子供続出…睡眠教育の効果は

試験前の1週間、昼食後に全校生徒が15分間の仮眠をとる「加古川シエスタ」。校内放送を合図に生徒たちが机に伏せ、オルゴールの音色も流れる。生徒たちから「すっきりした」などと好評だ=兵庫県加古川市の市立加古川中学校 試験前の1週間、昼食後に全校生徒が15分間の仮眠をとる「加古川シエスタ」。校内放送を合図に生徒たちが机に伏せ、オルゴールの音色も流れる。生徒たちから「すっきりした」などと好評だ=兵庫県加古川市の市立加古川中学校

 伊藤さんは「睡眠障害は社会の理解も乏しく、軽い病気と思われがちだが、生きていくうえで非常に困難な病気」と語る。原因が分からずに1人で悩んだ経験から「睡眠障害が疑われたら病院に行った方がいい」と提言する。

睡眠教育広がる…15分仮眠ですっきり

 教育現場では子供たちの睡眠を見直し、生活習慣を改善させる「睡眠教育」(眠育)の取り組みが広がっている。

 兵庫県加古川市の市立加古川中学校では昨年度から中間試験や期末試験前の1週間、昼食後に全校生徒が机に伏して15分間の仮眠をとる「加古川シエスタ」を行っている。

 シエスタとはスペインなどの習慣で昼の時間帯にとる短い休憩時間。

 きっかけは加古川市議会で行われた「中学生議会」で、生徒の提案だった。導入した企業で効率が上がったという事例を挙げた上で、「午後からの授業に備え、全員が落ち着いて過ごす時間は重要。学力向上にもつながるはずだ」と訴えた。答弁した教育長も「やってみては」とゴーサインを出し、試行的に始められた。

 「リラックスして体を休めてください」

 校内放送を合図に生徒たちは机に伏せる。教室ではカーテンを閉めて消灯。オルゴールの音色が流れ、短時間だが気持ちよさそうに眠りについた。生徒たちからは「なんかすっきりした」「気持ちがいい」などと好評だった。

 一方、堺市立三原台中学校では、医師が監修した睡眠教育の冊子を作成して全校生徒に配布。スマホやパソコンの使用時間を決めることのほか、「睡眠不足になると生活が乱れる」「夜にコーヒーや緑茶などを控える」-と睡眠の大切さを教える授業を続けている。生徒の就寝・起床時間を調査し、個別面談も実施している。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「早く起きることが苦痛」塾通い・スマホで体内時計リズム〝崩壊〟、寝不足の子供続出…睡眠教育の効果は

関連ニュース

「産経WEST」のランキング